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WICED Senseセンサータグの電池消費について

前回の記事でWICED Senseのセンサー情報をMQTTに送るという内容を書きました。

MQTTを利用してみる - wonder gadget

データ量が多いために間引きが必要と書きましたが、たくさん送信しているということはたぶんですが、電池消費量も多そうです。

各センサーのx,y,zの値に一定の数値以上の変化があった場合にだけ送信するコードを書いてテストをしている最中にゆらぎが大きくなってきて、いくら調整してもどうにもならなくなってきました。 何かおかしいと思ったら電池が2V近くまで下がっていました。そんな状態でもなんとかiPhoneのアプリから見ることができるんですね。

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これは現在の状態。2.19Vです。電池はどこのメーカーかよく分からないものが入っていました。もうこの状態だとセンサーの値のゆらぎが大きすぎて実質的には使えません。何ボルトを下回ったら電池残量のアラートを出すなども実装できそうです。

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左が付いてきた電池です。右はうちにあった新品のパナソニック製です。右の電池を入れるとこのとおり。

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2.71Vです。付属していた電池は電源を入れたときにすでに2.5V台でしたので、新品とは言いがたい状態だったのかもしれません。

ボタン電池について詳しくまとめてくれています。WICED Senseの電池もCR2032です。このボタン電池は比較的に手に入れやすく、コンビニなどでも売っています。電池切れしたときにはすぐに手に入るので良いのですが、そもそも今のファームウェアの実装で良いのだろうか?という疑問はあります。センサーへのアクセスの回数を減らすなどの調整をしないととてもじゃないけど実用に耐えそうにありません。 今回はファームウェアを変更するような深追いをするつもりはないので、外部電源で駆動できないか調べています。

Broadcomのチップを利用している製品はユーザー登録をするとコミュニティサイトへのアクセスやソースコードの取得ができます。

http://community.broadcom.com/welcome

右上の登録ボタンで登録するとコミュニティサイトに入れます。

コミュニティサイトの中にUSB電源で駆動する方法が書いてありました。

  1. ボタン電池を入れて手で抑える。(蓋はしない)
  2. LEDが点灯することを確認
  3. USBケーブルを繋ぐ
  4. ボタン電池を取る

これで起動できるようなのですが、結果はダメでした。 開発キットを入れて、USBケーブルをPCに繋いでおく必要があるのかもしれないです。

もう少し開発キットなどを調べてみようと思います。

追記

wices

wices | Flickr - Photo Sharing!

素早く(ここがポイント)アプリを起動して接続できると、USB給電での動作が可能です。このとき電圧は3.19~3.20Vを示しています。

アプリを終了すると、しばらくして(結構すぐに)WICEDの電源が落ちます。